11月16日(金) 『比較文化論Ⅵ(嗜好)【フードコンシャスネスと食の自覚】』(品川 明教授担当)のご報告です。
今日の授業のテーマは味噌です。
味噌は地域によって、麦みそ、豆味噌、米味噌に別れます。味噌の種類がたくさんあることを知らない学生が少なくありませんでした。
6つのグループに別れて具は油揚げと豆腐で、味噌汁を作ってもらいました。味噌の量は各グループに任せました。
使用した味噌は、麦味噌ABの2種類(製造年月日が異なります)、無添加の味噌CDの2種類(製造年月日が異なります)、赤味噌(八丁味噌)E、白味噌Fです。
出来上がったところで、2種類づつ合計6種類の味噌汁を飲んで、色、香り、塩味、旨味、酸味、中味、後味の「強弱」「好きな方」をワークシートに記入します。塩分濃度も計りました。
嗜好は人によってそれぞれ感じ方が異なることが理解できました。
フードコンシャスネス(味わい)教育の大切な視点の中に、「気づき」と「価値観を押しつけない」がありますが、食に関してはこの点が極めて重要です。