学習院女子大学・フードコンシャスネス論
(特別総合科目Ⅸ)と味わい教育(生活文化演習Ⅱ)

学習院女子大学・フードコンシャスネス論(特別総合科目Ⅸ)と味わい教育(生活文化演習Ⅱ) | フード コンシャスネス研究所

フードコンシャスネス論は2013年度から、味わい教育は2019年度から2021年度まで開講した(一社)フードコンシャスネス研究所の寄附講座です。2022年度からは学習院女子大学の正規科目になりました。フードコンシャスネス(Food Consciousness)とは、「食を自覚的かつ積極的に意識する」ことです。
フードコンシャスネスの活動は、学習院女子大学フードコンシャスネス実行委員会が開催した「こころで結ぶ命のおむすび」の講演会(2011年12月)および国際シンポジウム&ラボラトリー「食から耕す未来と文化:フードコンシャスネスとエデュケーショナル・バリュー・チェーン」を提唱したことから始まりました。

食育の多くが味覚教育や栄養教育であるのに対して、フードコンシャスネス論では「こころで食べる味わい教育」という視点を重視しています。
フードコンシャスネス論の学問領域は自然科学ばかりでなく、社会科学や人文科学をも含む応用科学の領域で、「食べるもの」「食べること」「食べかた」を考えることを通じて、子どもから大人までの食に対する五感を耕し、生きる力、考える力、感動する力、コミュニケーションする力、文化や未来を創造する力を育む新たな人間教育論です。
これは正解を求めない教育、価値観を押しつけない教育、答えを教えない教育、つまり自らの五感を研ぎ澄まし、それらをフルに活用して感じ・気づき、考えかつ心を育む教育です。

そのため、授業は食の本質を感じ、考え、理解するために、食と関連する多様な分野からの視点で運営されています。
春学期のフードコンシャスネス論は「食の真の価値を考える〜食教育の新しい視座」という視点を基軸に、「食と農〜自然環境と土との関わり」「茶道と食」「日本の心と食」「食と遺伝子」「日本文化と和食」「野菜の力〜食の現状と課題」「食と宗教」など、多様な外部講師をお招きして進められています。 
秋学期の味わい教育は「食を自覚する」という視点で、「五官と五感」「五基本味の識別と味わい」「茶道と和菓子」「煮干しのおいしさ」「糀の世界と人とのかかわり」「真空ミキサーと味わい比較」「地域の雑煮(グループ討議と発表)」等を、アクティビティを通じて体験し、食の叡智とフードコンシャスネスの理念・特徴を修得し、フードコンシャスネス教育リーダーの資格が得られます。

味わうことの意味を体感を通じて“体系的に学べる食育”である当授業は、受講生から「食の本質的意味やその重要性がはじめて理解できた」と高い評価を受け、大変人気のある授業となっています。
ン対応となります。

学習院女子大学・フードコンシャスネス論のご報告

〔 2024年07月10日 〕
2024年7月10日(水) 「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅰ)」(品川 明教授担当)のご報告  

〔 2024年07月05日 〕
2024年7月5日(金)生活文化演習Ⅱ(味わい教育) 「フードコンシャスネス教育とその教育を実践する授業」(品川 明教授担当) のご報告

〔 2024年06月28日 〕
2024年6月28日(金) 生活文化演習Ⅱ(味わい教育) 「フードコンシャスネス教育とその教育を実践する授業」(品川 明教授担当) のご報告

〔 2024年06月21日 〕
2024年6月21日(金) 生活文化演習Ⅱ(味わい教育) 「フードコンシャスネス教育とその教育を実践する授業」(品川 明教授担当) のご報告

〔 2024年06月14日 〕
2024年6月14日(金) 生活文化演習Ⅱ(味わい教育) 「フードコンシャスネス教育とその教育を実践する授業」(品川 明教授担当) のご報告