NEWS 学習院女子大学・フードコンシャスネス論ご報告
〔 2019年11月29日 〕

2019年11月29日(金) 「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅱ)」(品川 明教授担当)のご報告

 

(当講座は(一社)フードコンシャスネス研究所の寄付による寄付講座です。)

 11月29日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論1)」は学生たちのグループ発表です。

今回は2つの班の発表で、各30分のファシリテーションをしてもらいました

最初の班のテーマは「2種類のリンゴ」です。導入では「冬の好きな果物は」「りんごの種類を知っている方」といった問いかけから始まりました

2種類のリンゴを五感で味わってもらい、ワークシートに記入してもらった後、ホワイトボードに書いて発表しました

 

ファシリテーションは落ち着いていて、学生たちからの意見を確認し、褒めていたことはよい点でした。香りや食感、味も全く異なる「ふじ」「王林」を使用したのは、比較しやすくてよい選択でした。この班は五感でしっかり味わう「構成探求型」のアクティビティでした。

 

2つ目の班は「2種類の柿」でした「柿を食べた思い出は?」「柿の調理方法は」という問いかけから始まりました。使用した柿は「次郎柿」「富士柿」で、形も、色も、香りも、食感も、味も異なるので興味深いアクティビティでした

この班は「自由探求型」ですが、全体的に学生から出てきたボキャブラリーが少なく、「視覚のワードが無いですね」「味覚情報が多いですね」と確認ができたらよかったと思います。ボキャブラリーが少なかったのは、聞き方もさることながら、全体的に学生たちが果物に関する情報をあまり持っていないためからかも知れません。

しかしアクティビティはよく工夫されていてよかったと思いますし、最後にこの班が準備してきた「柿のなます」を全員で味わいました。

(まとめ 楠野恭巳)