11月22日(金) 「特別総合科目Ⅹ(フードコンシャスネス論Ⅱ)」(品川 明教授担当)のご報告です。
(フードコンシャスネス論は(一社)フードコンシャスネス研究所の寄付による寄付講座です)
11月22日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅱ)」(品川 明教授担当)において、
茶道講師・中澤宗寿先生に「秋の情景を菓子に、そして季節を頂く」と題して講義を頂きました。
講座の内容は主に以下の項目から構成されていました。
① 干菓子と主菓子の違い
② 干菓子の盛り付けの実践
③ 練りきりのお菓子作り
④ 薄茶お点前
日本の文化として育まれてきた茶の湯。テーマを決めて道具を設え、お招きしたお客様の心に
響くおもてなしをする日本独自の美意識です。
今の季節である秋の情景を菓子であらわし、五感で捉え、そして季節を頂きます。
薄茶の時に出すのは干菓子ですが、干菓子の盛り方のお作法を4名の学生に挑戦してもらいました。
次に全員、練りきりでお菓子作りの実践をしました。
サクラ、うさぎ、花火、蒲鉾、リトルグリーンメン等々、各班毎に優秀作品が選ばれました。
選ばれた5つの優秀作品から、学生全員で最優秀作品を選びました。最優秀作品に選ばれた
のは『蒲鉾』です。
優秀作品に選ばれた学生たちは中澤先生から薄茶のお点前を頂戴致しました。
学生たちは、茶の湯がまさに時空を含めて五感をフルに活用して味わう食文化であることを
認識し、その奥深さの一端を実感したようでした。