品川先生担当の『比較文化論(嗜好)フードコンシャスネスと食を自覚する授業』(1月18日)の報告です。
今回はミツバチとハチミツについて学びました。
ハチミツは生き物を殺さないで食べられる貴重な食べ物です。
ミツバチには、女王蜂、働き蜂、雄蜂がいて、その平均寿命は40日です。
ミツバチが一生で集める蜂蜜の量はティースプーン1杯です。女王蜂は16日間で成長し、1日に2,000個の卵を産みます。
イチゴ、桜、みかん、カボチャ、スイカなど植物の繁殖には受粉が必要ですが、受粉のためにはミツバチが重要な役割を果たします。
授業では4種類のハチミツをフードコンシャス的視点で味わいました。
中身を証さないで、見た目、色、ねばり、香り、味(甘味、酸味、苦味)、好きなハチミツとその理由をワークシートに書きました。
そして、「ABのハチミツとミカンを一緒に味わい、どちらのハチミツがみかんとマッチするか?」、「CDのハチミツとブルーチーズを一緒に味わい、どちらのハチミツがブルーチーズとマッチするか?」を試してみました。
(ハチミツの種類:A→アカシア、B→みかん、C→栗の木、D→百花蜜)
今回はミツバチの生態やその役割、そしてハチミツができるまでのプロセスなどを学びました。ハチミツには色々な種類があり、味も香りも色も違うことを実感できました。
ハチミツを頂くときに、ミツバチが花から花へ飛びまわり、花粉を運びながら蜜を集めている情景や季節を思い浮かべ、大いなる自然の営みに想いをはせることは、まさにフードコンシャスネス的視点といえましょう。