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〔 2017年9月3日 〕

2017年9月9日(土)インストラクター有志の研究部会で企画した「第2回ぶどうを五感で感じる味わい力目利き力」が開催されました

 

フードコンシャスネス研究会が企画した『ぶどうを五感で感じる 味わい力、目利き力UP!』の講座報告

 

9月3日(土)にインストラクー有志で結成したフードコンシャスネス研究会の

メンバー(集堂・笠原・相澤・若宮、辻、石渡、二宮各女史)が企画した『ぶどうを

五感で感じる 味わい力、目利き力UP!』講座が、南青山のTRA’S クッキング

スタジオで開催されました。

 

20名限定の講座はお蔭様で定員一杯のご参加を頂きました。

今回の“主役”のぶどうは長野と山梨の3か所から取り寄せました。特に長野で

ぶどう農園をされているインストラクーの中村女史(小さな果樹園 ぷてぃ・べるじぇ)

からは新鮮なぶどうを沢山協賛して頂きました。(http://www.petit-verger.com/)

 

講座は研究会担当楠野理事の司会の挨拶から始まり、続いて江口泰広会長(学習院

女子大学名誉教授)がパワーポイントを使って、「フードコンシャスネスの意味」を

分かりやすく解説しました。

 

アクティビティ:「五感を使ってみよう」(ファシリテーション担当:相澤 / 笠原)

では、新・古のブドウを使って参加者に五感を使って味わって頂きました。当初五感を

使って表現することに戸惑っていた参加者は、しばらくすると気づいたこと、感じたことを活発に発言してくれるようになりました。

 

解説:「ぶどうの一生」(担当:集堂)は写真入りのプリント資料を使って、生産者の

視点からの解説を行いました。参加者の方々はぶどうが大変な手間と暇をかけて作られることを学び、ぶどうが高額であることの意味が実感できたようでした。

 

続いて、協賛企業の(株)テスコムと楠野理事とのプレゼンで「ぶどうジュースの飲み比べ」を行いました。「真空ミキサー」「普通のミキサー」「トロピカーナ」の3種類のぶどうジュースを、それぞれ参加者に体験して頂きました。

 

空気を排除し、果実を酸化させない画期的な真空ミキサーで作ったジュースは、断然

色も鮮やかでかつ濃い風味を保っていました。世界初といわれる革新的真空ミキサーの

威力は凄く、真空ミキサーは食のプロはもとより食に意識の高い方々には不可欠のツールになるかも知れません。

http://www.tescom-japan.co.jp/special/shinkuu/

 

「ぶどうのフルコース」(担当:若宮 / 辻)は、料理教室を開催されている2人が当講座のためにメニュー開発から料理までを行いました。参加者から絶賛される素晴らしい料理となりました。

食事中に料理にあった甲州ワイン(担当:集堂)を紹介し、「和紅茶」(担当:二宮)を味わって頂きました。めったに手に入らない希少なワインと和紅茶で、昼食はランチを超えて”ディナー”のようになりました。

 

講座の最後は「16種類のぶどうの食べ比べ(食べ放題)」で、一度にこんなに沢山の種類のぶどうを味わうことは滅多にないと思われます。

今回のぶどうはまさに農作物ではなく、”芸術作品”のような素晴らしさでした。

 

このセッションでは講座の最初で行ったのと同様に、ぶどうを「見て感じたことを書いてください」というアクティビティを再度行いました。講座冒頭で五感を意識せずに書いた内容と、受講後の五感を活用した文章(表現)の内容が大きく異なっていることに驚いていた方が少なからずおられたことは、フードコンシャスネスの意味を少しでもご理解頂けた結果と思われます。

2時間半に凝縮された今回のイベントは参加者からは高い評価を頂くことができました。

ご参加頂きました参加者の皆さま方に改めて感謝を申し上げます。

 

当研究所は2年以上に渡って、会員サービスの一環としてフードコンシャスネス研究会のサポートを行って参りました。それは単に資格を取得しても、その知識や技術を実務で使えなければ意味がないからです。

意欲のあるトレーナーの有志が中心となり、毎月集まって研究会で学び・トレーニングしてきたことが、こうした成果となって実を結ぶことができたことを喜んでおります。

今回の参加者の方々から以下のようなご意見を頂きました。

・五感を使って味わう事や、それが料理にも色々使えることがわかった。

・ぶどうに限らず五感を使って味わいたいです。

・ぶどうの香りを感じる事が出来るようになった。

・おなじぶどうでも、それぞれの食の楽しみがあること、色々な味わい方があることに

気が付いた。

・「好き」だけではなく、初めてぶどうの触覚等について考えました。

・ぶどうの色々な種類を味わうことができたので、違いをよく知ることが出来た。

 

また研究会の成果を新たな企画を通じて発信していきたいと思っております。

なお、研究会はトレーナーの資格を持った方のみが参加可能ですが、こうした活動に

ご興味のある方はぜひフードコンシャスネス・トレーナー養成講座(2日間、12月3日~4日開催予定)の受講をお勧め致します。そしてお仲間と一緒になって、自分の技術や知識、経験を磨いてください。

 

 

<参考> 今回使用したぶどうは以下の通りです。

1.デラウエア・・・・・・・・(株)テスコム(長野県松本市)

2.巨峰・・・・・・・・・・・・小さな果樹園 ぷてぃ・べるじぇ(長野県)

3.シナノスマイル・・・・・・・小さな果樹園 ぷてぃ・べるじぇ(長野県)

4.ナガノパープル・・・・・・・小さな果樹園 ぷてぃ・べるじぇ(長野県)

5.アレキサンドリア・・・・・・JAこまの(山梨県南アルプス市)

6.クイーンニーナ・・・・・・・ぶどうの里 (山梨県勝沼町)JAこまの山梨県

南アルプス市)

7.シャインマスカット・・・・・ぶどうの里 (山梨県勝沼町)JAこまの(山梨県南アルプス市)

8.翠峰(すいほう) ・・・・・・ぶどうの里 (山梨県勝沼町)JAこまの(山梨県南アルプス市)

9.瀬戸ジャイアンツ・・・・・・JAこまの(山梨県南アルプス市)

10.甲斐路(かいじ) ・・・・・ ・JAこまの(山梨県南アルプス市)

11.リザマート・・・・・・・・・ぶどうの里 (山梨県勝沼町) JAこまの(山梨県南アルプス市)

12.ロザリオビアンコ・・・・・・JAこまの(山梨県南アルプス市)

13.ピオーネ・・・・・・・・・・JAこまの(山梨県南アルプス市)

14.藤稔(ふじみのり) ・・・・ ・ぶどうの里 (山梨県勝沼町) JAこまの(山梨県南アルプス市)

15.あじろん・・・・・・・・・・ぶどうの里 (山梨県勝沼町) JAこまの(山梨県南アルプス市)

16.甲州・・・・・・・・・・・・ぶどうの里 (山梨県勝沼町) JAこまの(山梨県南アルプス市)