NEWS 学習院女子大学・フードコンシャスネス論ご報告
〔 2019年1月18日 〕

2019年1月18日(金) 『比較文化論Ⅵ(嗜好)【フードコンシャスネスと食を自覚する授業】』(品川 明教授担当)のご報告

 

品川先生担当の『比較文化論(嗜好)フードコンシャスネスと食を自覚する授業』(1月18日)の報告です。

 

今回はミツバチとハチミツについて学びました。

ハチミツは生き物を殺さないで食べられる貴重な食べ物です。

ミツバチには、女王蜂、働き蜂、雄蜂がいて、その平均寿命は40日です。

ミツバチが一生で集める蜂蜜の量はティースプーン1杯です。女王蜂は16日間で成長し、1日に2,000個の卵を産みます。

イチゴ、桜、みかん、カボチャ、スイカなど植物の繁殖には受粉が必要ですが、受粉のためにはミツバチが重要な役割を果たします。

授業では4種類のハチミツをフードコンシャス的視点で味わいました。

中身を証さないで、見た目、色、ねばり、香り、味(甘味、酸味、苦味)、好きなハチミツとその理由をワークシートに書きました。

そして、「ABのハチミツとミカンを一緒に味わい、どちらのハチミツがみかんとマッチするか?」、「CDのハチミツとブルーチーズを一緒に味わい、どちらのハチミツがブルーチーズとマッチするか?」を試してみました。

(ハチミツの種類:A→アカシア、B→みかん、C→栗の木、D→百花蜜)

今回はミツバチの生態やその役割、そしてハチミツができるまでのプロセスなどを学びました。ハチミツには色々な種類があり、味も香りも色も違うことを実感できました。

ハチミツを頂くときに、ミツバチが花から花へ飛びまわり、花粉を運びながら蜜を集めている情景や季節を思い浮かべ、大いなる自然の営みに想いをはせることは、まさにフードコンシャスネス的視点といえましょう。