学習院女子大学・フードコンシャスネス論ご報告
〔 2018年1月12日 〕

2018年1月12日フードコンシャスネス論は品川先生が講義をされました

 

1月12日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅱ)」(品川 明担当教授)は「粉と基本味」と題して授業を行いました。

粉の中身を証さずに、水に溶かしてみたり、直接舐めたりしてみました

 

実験1:グラニュー糖、デンプン、グリシン、ゼラチン。4種類の粉を見てそれが何であるか、水に入れたらどのようになるか、かき混ぜたら溶けるか、最後に舌で確認しました。判ったことは溶けるモノしか味がない、ということでした。

実験2:4種類の砂糖、スクロース(砂糖)、グルコース(ブドウ糖)、フラクトース(果糖)、ラクトース(乳糖)。甘味を構成する成分も甘味度にも差があり、その理由を意識する必要があります。特に母乳中の乳糖の値と甘味度は興味深い内容です。

実験3:クエン酸、リンゴ酸、酒石酸。学生により好きな酸味が異なっていました。スッキリした酸味はクエン酸、舌に残る酸味は酒石酸、主にどのような果実に入っているか?栽培されている地域など単に味だけでないようです。

実験4:カフェイン、塩、グルタミン酸。苦味成分が溶けにくいこと。塩味、うま味成分と、この授業では5つの基本味をしっかりと確認しました。