学習院女子大学・フードコンシャスネス論ご報告
〔 2017年12月1日 〕

2017年12月1日フードコンシャスネス論において有限会社 糀谷本店 代表取締役 浅利妙峰女史に講義を頂いきました。

 

12月1日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅱ)」(品川 明教授担当)において、有限会社 糀谷本店 代表取締役 浅利妙峰女史に「糀のチカラで健体康心」と題して講義を頂いきました。

 

講義の内容は主に以下の項目から構成されていました。

1.糀屋本店の歴史、世界各地への糀普及活動

2.糀について(糀の機能、糀の栄養素)

3.甘酒の効能、味噌の八徳

4.酵素の働きについて

 

講師は大分県で元禄2年に創業し、300年以上続く糀専門店「糀屋本店」の女将です。

世界中で「塩」は調味料として使われていますが、それを「塩糀」に変えるだけで大変美味しい食材となります。浅利講師は日本だけではなく世界各地で、糀を普及するための講演活動を積極的に行っています。

糀は三大栄養素を分解する三大消化酵素をもっています。でんぷん糀は調味料にもなり、栄養にもなり、美味しさにもなり、生体を調節するといった多くの機能をもっています。

糀を多量に含む甘酒は“飲む点滴”と言われるほどで、高血圧や肥満の防止、善玉菌での腸内活性化、さらに美肌や黒髪を作るなど、多くの効能があります。

浅利講師の夢は『糀で世界中の食卓に笑顔を伝える、皆のお腹を元気にして命を輝かすこと、糀で目指せ“ノーベル平和賞』だそうです。

同講師の感謝を捧げ、命を輝かし、生きる自覚をしっかりもつことの大切さの指摘は、まさにフードコンシャスネスの提起する食を通じた教育概念を強く支持する内容でした。