2018年9月25日(火)、JA神奈川県中央会・JA神奈川県女性組織協議会「平成30年度 食を学ぶ研修会」の依頼を受け、JAセレサ川崎 ファーマーズマーケット セレサモス宮前店(2階 調理室)で2時間30分の研修会を開催しました。
研修会の主な内容は以下の通りです。
①講演と体験実習(品川 明 所長)
講演:「輸入食品における食品添加物~自分の感じる能力を育む味わい教育~」
体験実習:「五官と五感を使って野菜の食べ比べ」
②体験実習(楠野恭巳 理事)
「五官と五感を使ってトマトジュースの飲み比べ」
③講演(江口泰広 会長)
「フードコンシャスネスとJA神奈川」
品川所長の講演は、TPPの解説および輸入食品における食品添加物・農薬の使用状況、食品添加物のメリット・デメリットについてのお話しでした。
講演に続く味わい教育の実践では、輸入人参と国産人参を、ブラインドで五感を使って食べ比べて頂きました。好き嫌いは別として、硬さ、味、香り、色、形状等々の違いを確認して頂きました。
楠野理事の体験実習では①真空ミキサーで作ったトマトジュース(真空ミキサーはテスコム電機(株)の協力を頂きました)、②普通のミキサーで作ったトマトジュース、③市販の無塩のトマトジュースの3種類を五感を使って飲み比べて頂きました。
まとめは江口会長の講演で、生産者の方々が自分たちの作った作物の特徴や価値を再認識し、その価値を伝達するためにフードコンシャスネス(味わい教育)がきわめて有効であること、またJA女性部の地域社会貢献活動のひとつとしてフードコンシャスネス教育を通じた意味ある活動ができる、という内容でした。
短時間でしたが、江口会長のいつもながらの熱い講義と受講者の視点に合わせた“きみまろチックな”トークは、受講者からの共感と大きな笑いをとっていました。
今回の研修会でも研究部会の“精鋭”インストラクター、若宮女史、辻女史、集堂女史、相澤女史、石渡女史、加藤女史、6人の積極的かつ素晴らしいチームワークによるご支援を頂きました。
盛り沢山の内容で、大変活気にあふれた、充実した講習会でした。