4月30日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論1)」(品川 明教授担当)において、先週に引き続き、品川教授が担当しました。
(当講座は(一社)フードコンシャスネス研究所の寄付による寄付講座です。)
今回もZOOMによる遠隔授業でした。今回の講義は「味わうことと味を感じるわけ」と題して、内容は以下の通りです。
①5つの基本味
受講生に、「食べ物にはどんな味があるか」、「その味はどのような食べ物なのか」を聞いていきました。
また、「どうしてその味を感じなければならないのか」を考えてもらいました。
②甘味と塩味の比較(試飲実験)
受講生には100ccの水に小さじ4分の1の砂糖の入った水、塩の入った水をそれぞれ用意してもらいました。そして
「どちらが濃く感じたか」、「なぜ濃く感じるのか」あるいは「薄く感じるのか」を考えてもらいました。
③5基本味の説明
④甘味、酸味、感じるビデオ
⑤旨味の相乗効果のビデオ
前半は受講生に用意してもらった甘味と塩味の試飲実験のアクティビティを行い、そのつど受講生を指名して答えを引き出すというファシリテーション形式での授業でした。
教室でのアクティビティでは、同じ空間で参加者と双方向のコミュニケーションをとりながら、その本質的な意味を逐次確認・理解してもらうことができるのですが、それがリモート授業ではできないために、授業の後半ではイメージをもってもらうために、アクティビティのビデオを見ながら品川教授がそれぞれの意味を解説しました。
授業も3週目となり、受講生は積極的に発言をするようになってきました。
(まとめ 楠野恭巳)