2020年2月16日(日)NPO法人野外遊び喜び総合研究所とコラボレーションで「フードコンシャスネスリーダー養成講座」が開催されました。
担当講師は当研究所所長の品川明学習院女子大学教授です。
今回の受講者は“指導者”を経験されているプロフェッショナルの方々ばかりでした。
食べ物を通して食育の視点、ファシリテーターの視点を学んで頂きました。
講座の内容は以下の通りです。
①フードコンシャスネス教育論
②ラーニングサイクル:食べ物、料理、自然のモノ全てが教材
③アーモンドのアクティビティ
④フードコンシャスネス教育の特徴・約束・理念・目的
⑤2種類のポテトチップス:歯で感じることオノマトペで表現しよう
⑥2種類のりんごジュース:鼻つまみ実験で何がわかるか
⑦5つの基本味を考える
最後に受講者にアクティビティを考えてもらい、ファシリテーションを経験して頂きました。
ファシリテーターはインストラクターとは異なって、多くの条件が求められますが、その主要条件の一つに引き出す能力があります。知識や情報を提供することは比較的簡単ですが、受講者のもっている能力(気づき、考え方、視点、感性等々)を引き出すことは大変高度な能力を求められます。
今回はフードコンシャスネス教育を通じて、その意味、気付きの重要性、教えない食育の意義等、ファシリテーターが求められる条件を実際のアクティビティを通して実感して頂きました。