10月18日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅱ)」(品川 明教授担当)は(一社)フードコンシャスネス研究所 楠野恭巳理事 が担当しました。
(当講座は(一社)フードコンシャスネス研究所の寄付による寄付講座です。)
今回のテーマはフードコンシャスネス教育の基本である「五感の役割を自覚する」でした。
授業の内容は以下の通りです。
・五官と五感
・聴覚のアクティビティ
・視覚のアクティビティ
・触覚のアクティビティ
・嗅覚のアクティビティ
・嗅覚と味覚のアクティビティ
・オノマトペとは?
思いのほか五感と五官を認識できていない人がいますので、アクティビティを通じて、それぞれの感覚や役割とその重要性を確認できたと思います。
特に嗅覚のアクティビティではブラインドで鼻を摘まんでジュースを飲みます。鼻を摘まむと何の種類のジュースなのかほとんど判りません。ところが指を離すと一気に香りが溢れて、ジュースの種類が確認できます。学生の多くが、日頃あまり意識しない嗅覚の重要性を認識したようです。
授業後に集めたリアクションペーパーに、「普段、何も考えず食事をしているけど、今回のアクティビティを体験して、五官と五感を改めて確認できた」と多くの学生が指摘していたことに、フードコンシャスネス教育の意義を強く実感できました。