2019年5月18日、6月1日、6月15日、22日の合計4日間、ロート製薬株式会社の大阪支社と東京支社の有志を対象に「フードコンシャスネス・インストラクター養成講座」を実施しました。
25月18日、6月1日の2日間は同社大阪支社、6月15日、22日の2日間は東京支社でそれぞれ開催しました。
今回の講座は食育に興味をもつロート製薬(株)の有志からの依頼でした。フードコンシャスネスを体系的に学びたいという意図にこたえるために、「フードコンシャスネス・インストラクター講座養成」をそれぞれの支社の会議室を使って実施しました。
講師は両講座ともに品川先生です(東京では楠野理事も参加しました)。
大阪の講座は20名、東京は7名の参加者で、仕事の都合でそれぞれの会場に参加できない方はテレビ会議を使って受講しました。
講座内容は以下の通りでした。
1日目
1.フードコンシャスネス教育とは
2.アーモンドを味わって感じること
3.5つのこころと「ひふみよいむなやこと」
4.食べるもの、食べること、食べかたから気づくこと
5.五感の役割を自覚するアクティビティ
6.食の持つ力と価値
2日目
1.甘味と塩味 自分の濃度を知ろう
2.インストラクター確認テスト
3.旨味について
4.グループでフードコンシャスネス教室づくり及びファシリテーションの実施
5.みそ汁アクティビティ
6.まとめ
今回の講座の特徴は、みな同じ会社の社員であり、会社からの支援ではなく有志の集まりであったために、自主性と研修意欲は大変高く、熱気に包まれた講座でした。
特に2日目のファシリテーションの実施は、フードコンシャスネス教育の理念を理解した素晴らしい内容となりました。
製薬会社というと通例薬の企業と思いがちですが、今日では薬と食は健康という視点からすると同じ範疇に入るテーマです。今回の参加者の方々はそうした時代の流れの中で、自らの成長と仕事の新たな視点を求めて自主的に参加されたものと推察されます。
こうした高い問題意識と勉学意欲をもつ方々の当講座の受講は高く評価されますし、また今後どのようにフードコンシャスネスを活用していくのか、期待をもって見守りたいと思います。
皆さま、大変お疲れ様でございました。