5月16日(水)名古屋文理大学健康生活学部 フードビジネス学科(河木智規助教授担当)でフードコンシャスネス(味わい教育)を実施しました。
当講座はフードサービスビジネスを学んでいる学生を対象にした講座で、受講者数は
午前と午後、各40名。講座には当研究所会長の江口泰広名誉教授がサポートで参加をしました。
主な講義内容は以下の通りでした。
1.りんごを味わって感じること
2.問いかけと気付き、五官と五感の役割
3.味覚、触覚、嗅覚、聴覚の4感をもつ口の役割
4.アーモンドを五感で味わう
5.グループワーク:五感を使って味わったアーモンドの感覚を共有、および発表
6.アーモンドの成長について
7.グループワーク:アーモンドのコピーを作って発表
8.フードコンシャスネスの意味
全員参加型の講座なので全ての学生に意見を聞いていくのですが、皆さんが協力的で、笑顔が印象的な授業でした。
「口に入れるもので非生物は?」「生き物を殺したり傷つけたりしないで食べられるものは?」といった問いかけでは、私達が食べているものは、殆どは生きているモノ、殺して食べているものだと認識できたようです。
食べ物の本質を認識するためのアーモンドを五感で味わうアクティビティで、グループワークを行ないましたが、活発な発言とともに沢山のユニークな気付きもあり頼もしいクラスでした。
グループワークで作成してもらったアーモンドのコピーは、可愛らしいイラストを添えたイマドキの若者を象徴するような素晴らしい内容でした。
積極的な学生さんの参加を受けて、大変充実した味わい教育を実施することができました。
こうした形で、少しずつでも他大学の講座でフードコンシャスネス(味わい教育)を開催できればと願っております。