NEWS 学習院女子大学・フードコンシャスネス論ご報告
〔 2023年1月20日 〕

2023年1月20日(金) 生活文化演習Ⅱ(味わい教育) 「フードコンシャスネス教育とその教育を実践する授業」(品川 明教授担当) のご報告

 

今回は授業はこれまでのまとめとしての、班ごとのファシリテーターの発表です。そして、最後の授業となりました。

 

・3班 海藻について

・2班 お米のアクティビティ

 

3班は「海藻について」のアクティビティです。

最初に海藻について知っていることを受講者に聞きました。お湯に浸けると色が変わる、水に浸けると膨張するなどの意見がありました。次にスライドで8種類の海藻を見せ、どれがワカメか聞きました。

続いてアクティビティの実践として、旬の生ワカメを熱湯に浸け、色が変化することを確認しました。そして、熱湯につけるとなぜ色が変化するのか考えてみました。

最後に実際に食べてもらいました。シャキシャキしている、磯の香りがする、触感があって美味しいといた意見がありました。

海藻について改めて色々と考えさせられるアクティビティでした。

 

2班はお米のアクティビティで、まず籾のついたお米を剥いて気付いたことを質問しました。そして普通の白いお米と比べてみました。

次に3種(うるち米、もち米、タイ米)の炊いたお米を五感を使って食べ比べてみました。色、香り、食感が異なりますが、食感に違いが出た要因を考えてもらいました。

お米に含まれる2種類のデンプンの割合の違いで食感が異なることを確認しました。また、スライドでお米がどのようにできるかを知り、自然との繋がりが重要なことも認識できるアクティビティでした。

 

先週と今週2回にわたって、受講生に班ごとのファシリテーターの発表をしてもらいましたが、フードコンシャスネスの本質を理解できたそれぞれの発表は大いに評価できるものでした。