11月1日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅱ)」(品川 明教授担当)は(一社)フードコンシャスネス研究所理事 楠野恭巳(2015年学習院女子大学大学院卒) が担当しました。
今回のテーマは「おいしさの表現」です。
まずは先週の振り返りを行い、「おいしさの要因」を学生たちの意見を聞きながら確認しました。
おいしさには狭義と広義があり、「狭義のおいしさ」とは「味」「におい」「テクスチャー」ですが、「広義のおいしさ」には「生理的要因」「文化的要因」「情報要因」など様々な要因があります。
しかしフードコンシャスネス教育的には、これらに加えて「生態的要因」「繋がり要因」「経験要因」が重要です。
次に2種類の味噌汁を味わってもらいました。味噌だけの味噌汁と、煮干しの出汁が入っている味噌汁です。
もちろん中身は伝えず五感で味わってもらいました。味噌は同じ量ですが、煮干しの出汁の味噌汁は味噌と煮干しの相乗効果で味は薄くても旨味で味わいがあります。もちろん、好みは人それぞれです。
最後に味噌汁の四行詩を書いてもらい、6名に発表してもらいました。母親への想い、祖父や祖母への想い、漁師さんへの感謝、食べ物への感謝、給食の思い出など、皆さんの心豊かな感謝の気持ちが伝わってきました。